祖父、父と地方の中小企業経営者として経営を営んでいるところを幼い頃から見てきました。それは順風満帆なときだけでなく、苦しいときも一通り見てきました。そのような家庭で育ってきた中で興味を持ったのが経営です。大学卒業後に経営コンサルタントとして多くの経営者の方と携わり、経営という悩みに直面してきました。
経営資源には、人、モノ、カネ、情報、時間、知的財産というような6つの経営資源があります。どれも重要な要素ですが、その中で中小企業の観点から一番重要だと個人的に感じているのが「人」です。
労働生産人口の減少や首都圏への人口流出などで特に地方では人の確保が難しくなっています。また、人の確保が難しくなるにつれて採用広告費の高騰などカネの要素も絡んできて、今まで以上に人の確保が難しくなっています。また、労働市場の流動化に伴い時間と労力をかけて育成した社員の離職というリスクも高まってきています。
そして、働き方改革の流れもあり、経営者がすべき課題として業務量の圧縮や生産性の向上など働きやすい環境作りの必要性が高まってきています。しかし、対応できている企業が少ないのが現実ではないかと思います。
「人」がいれば、もっとやってみたいビジネスの選択肢が増えるのに・・・
「人」がいれば、もっと社員の負担を減らせるのに・・・
「人」がいれば、経営で悩むことが少ないのに・・・
という現場を多く見てきました。
そこでこのような問題を解決するために、株式会社パシフィック・プランニングを設立しました。
BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)企業として、東南アジア(フィリピンやベトナム等)にクライアント様の海外拠点の設立サポートをする。弊社でアウトソーシング可能な体制作りを行い、クライアント様の業務を専属部隊として安く請け負う。海外人材の派遣を行うなど「人」の解決を図るのが弊社の目的になります。
また、弊社では発展途上国にて雇用機会の創出と経済成長に寄与したいという想いもあります。個人的にインドや東南アジアに惹かれ訪問しておりますが、スラム街での貧困の様子など目の当たりにして少しばかりではありますが、何か役に立ちたいという気持ちを持っております。
海外の人件費の安さや物価の違いをしっかりとビジネスに結びつけたかたちで発展途上国に貢献できたらと思い活動しております。
まだまだ、小さな会社ではございますが、応援していただけると幸いです。
かなり長い文章となってしまいましたが最後までお読みいただきましてありがとうございました。
2019年9月2日
代表取締役
伊藤 彰